i-order

韓国での長期出張で
自分の成長を実感できました。

I grew up through my business trip to Korea.

株式会社アイ・オーダー
日本進出プランナー SHIORI

インタビュー日:2024年7月~12月

入社のきっかけは?

「あったらいいな」と思う仕事内容

もともと小さい頃から韓国が好きで、化粧品も韓国の物をよく使っていたのですが、「韓国の製品をもっと日本で買えたらいいのに」と思っていました。
高校生卒業後5年間、韓国に留学したのですが、実際韓国に住んでみて、日本で売ってる量とはもう比べ物にならないくらいいろいろなブランドが売ってるのを見て、その思いがさらに強くなりました。
そう考えていた時に、アイ・オーダーの「海外ブランドの日本誘致」という業務内容をみて、自分が思い描いていた「あったらいいな」と思う仕事とぴったりだと思って、自分の理想を叶えていけると思って入社を決めました。

仕事の魅力

提案するのが楽しくなってきた

「日本でこんな風に売ってはどうですか?」と商談相手の企業様に提案するのですが、最初の頃は「私がこんなこと言っていいのかな?」と不安に思うこともありました。でも、たくさんのブランド様のお話を聞くうちに、やはり日本での売り方に悩んでいる方が多いので、日本人の目線で思うことや、日本の国民性や文化についての話も加えて助言することが、楽しいと思えてきました。

少し前に契約が取れたブランド様は、私の提案や助言を聞いて、共感・賛同していただいて、「一緒にやりましょう」と言っていただけたので、とても嬉しかったです。
その企業様は、韓国出張中に参加した化粧品のエキスポでアプローチしたブランド様で、その時から日本進出への不安を感じておられました。他にも日本進出の代理店はある様ですが、私が韓国語で話しかけた時にもビックリされていて、アイ・オーダーの韓国語を話せるスタッフの人数とレベルに驚かれていました。

初めのうちは、ブランド様とのミーティングで質問や提案するのは苦手でしたが、最近ではどんな質問をしたら反応が良いかとか、自分自身が提案しやすい方へ誘導する質問ができる様になってきました。インターン中に先輩のミーティングにたくさん参加させていただいて、流れの作り方や提案内容を見せていただいたのも、良かったと思います。

社長が参加するミーティングに同席すると、先方も代表が参加され、ブランド立ち上げ時の思いやコンセプトを熱く語っていただけることが多く、そういうお話は聞いていて面白いと思います。

この仕事に限らず、「楽しんだモン勝ちだな」と思います。
最初はミーティングもセミナーも緊張してばかりでしたが、実際話すのは好きなので、楽しんで取り組む様にしています。

仕事内容

ゼロからのスタートと達成感

主な仕事内容は
・韓国化粧品ブランドに対する日本市場進出の提案(メール、電話、オンラインミーティングなど)
・日本市場に関するセミナーの企画・開催
・契約成立後のフォローアップや、楽天市場などオンライン出店のサポート

入社して初めて実施した日本市場への誘致セミナーは、プレゼンの構成・内容をゼロから考えるところからのスタートで、苦戦しました。
日本進出を考えるブランド様が、どんな話を聞きたいのか、どこを重要視するのか、普段の営業トークの中から洗い出しと検討を何度も繰り返しました。
韓国では当たり前にOKなことでも、日本ではNGなこと等、「日本企業」だからこそ提案できる内容を強調したいと思いました。
最初はセミナーの集客の為に、ブランドを探してはDMを送るようなアプローチでしたが、効率よく集客できる方法を模索したり。

1回目のセミナーは、プレゼン資料の見せ方や台本を何度もブラッシュアップして、家に持ち帰っても修正したり考えたりして、とにかく緊張してました。でも、終わった時の達成感はものすごく大きかったです。

働く環境

韓国での働き方と、成長の実感

2024年9月から3カ月程、韓国に長期出張させてもらっています。
目的としては2つあって、1つ目は韓国法人の設立。2つ目は韓国現地のブランド様への訪問や商談、イベント会場に参加しての名刺交換や新規開拓等の営業業務です。

現地で営業活動をしたことで、達成感とかやりがい、自分の成長をすごく感じられています。
日本での営業活動は、韓国企業とはzoomでのミーティングのみで、自信がない部分はメモを見ながらでもできましたが、現地での対面ではそれが強制的に出来ないので、自分の言葉で臨機応変にやるしかなくなりました。最初は難しかったですが、今ではzoomよりも対面のミーティングの方が楽しいと思います。
雰囲気作りもなんとなく慣れてきたのと、ミーティングでの姿勢や心構えが自分の中で変わってきて、商談を重ねていく毎に自分の成長が見えたのがやりがいを感じた瞬間です。

先日、他のスタッフの担当企業様から「契約書のわからないところを、最後に対面でミーティングしたい」と言われ、私が対応することになりました。自分の商談次第で契約が取れるか取れないかというシチュエーションで、プレッシャーもありましたが、先方の不安要素を解消でき、契約につなげることができたのも、達成感を得られた案件でした。

今は、韓国現地で採用したスタッフに、自分の商談に同席してもらって指導・伝達していきたいと思っています。また、現地で実際に会って商談を何回も重ねたからこそ学んだ雰囲気作りや流れは、日本国内の韓国営業チームにも共有していくつもりです。

営業チームでは、課題として「チームの連携」を掲げています。
韓国出張中は、それがさらにチームメンバーとも「対面」ではなく、zoom上でコミュニケーションを取ることになり、これまでスムーズに相談できていたことも、お互いの忙しさの状況も見えず、「連携」に難しさを感じました。
現地での商談は、全部私が引き受けて、無条件で対面ミーティングを行っていたのですが、うまく仕組化ができておらず、どうすれば効率的でうまく回せるかを模索しました。
営業で一番大事なのは「スピード」と「熱が冷めないうちのフォローアップ」だと思うので、迷ったらすぐ電話をかける様にし、
引継ぎはどうやってほしいとか、このフォーマットを使おうとか、メンバー間でお互いに要望や意見を出し合って改善していくことができました。離れているからこそ、チームとしての連携がうまく取れてきた部分もあったと思います。

日本にいる時はzoomでミーティングしていた企業様に「韓国に出張するので会いませんか?」と伝えたところ、それまでやり取りが途絶えていた企業様とも連絡が再開できたり、zoomでは日本進出の熱が感じられなかった企業様も対面で話すとやる気を感じられたり。
zoomでは無かった「楽しいミーティングでした」「いい時間になりました」と、商談後のメールで言われることが増えたのが嬉しくて、私もその様に伝える様にしています。

韓国現地のことで言うと、商談の雰囲気は、日本と比べるとラフです。例えば、先方がパーカーでいらしたりとか。かしこまった雰囲気ではないので、商談内容以外に、日本の文化やライフスタイルについて雑談したり、日本よりコミュニケーションがとりやすいと思います。そういう雰囲気からも、お互いの緊張が薄れて話しやすいし、zoomの様な音声や接続トラブルも起きないので、雰囲気が良くなるんだと思います。
あと、韓国はストライキが多くて、電車やバスが止まることがあるので、通勤や商談時の訪問では、時間に注意しなければいけません。

今後の目標

日本から韓国、世界進出の架け橋に

韓国に出張するまで、自分がここまで成長できると思ってなくて、対面ミーティングに対して自信を持てていませんでした。営業では商談が一番大事だと思うんですが、出張前はそこが一番苦手だと思ってました。
それが現地に来てからは、「あ、今日商談ある、ヤッター!」みたいな、前の自分では考えられないモチベーションになって、成長を実感できたので、また韓国出張して、もっと成長したいと思っています。

次回、楽天様と一緒にセミナーを開催するのですが、私が登壇することになりました。今、準備を進めているのですが、今回はウェビナーではなく、初めての対面セミナーなので、とても緊張しています。でも、韓国出張での経験から、これも成長できるいい機会だとポジティブに考えています。

将来的には、韓国ブランドが日本市場に進出する際に、オンライン・オフラインを問わず、よりスムーズで効果的な仕組みを整えたいと考えています。
日本は韓国ブームだと言われますが、韓国は韓国で日本語看板の飲食店が多かったり、私より日本のアニメに詳しい韓国人がいるんです。日本ブランドの韓国への進出サポートを手掛ける事業ができたら、その中心で活躍できる様になっていたいです。
さらに、今後は英語力の向上を目指し、韓国以外の国との架け橋にもなっていきたいです。