2026年5月29日、韓国・ソウルのCOEXで開催された「COSMOBEAUTY SEOUL 2026」に参加いたしました。
COSMOBEAUTY SEOULは、1987年にスタートした韓国最大級の美容・化粧品専門展示会であり、2026年は40周年という節目の開催となりました。
会場には韓国国内外から化粧品メーカー、容器メーカー、美容機器関連企業などが多数出展しており、K-Beauty市場の最新動向や今後のビジネス機会を把握するうえで、非常に重要な展示会であることを実感しました。
展示会は5月27日から29日までの3日間にわたり開催され、会場規模は15,000㎡以上、800を超えるブースが出展していました。
スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、美容機器、インナービューティー、原料、パッケージなど、美容業界のサプライチェーン全体を網羅する構成となっており、韓国美容産業の広がりと厚みを感じられる内容でした。
また、世界各国からバイヤーや流通関係者が来場しており、韓国企業の海外展開や国際的なビジネスマッチングの場としても高い存在感を示していました。
アイ・オーダーとしては毎年行っているイベントになり、毎回参加している先輩と一緒に参加しました。私にとっては、今回が初めての展示会参加でした。入社してまだ1か月も経っていない中で、実際に現地へ足を運び、企業の方々と直接お話しする機会をいただけたことは、とても貴重な経験となりました。
展示会ではコスメブランドだけでなく、特にスキンケア関連のブランドが多い印象を受けました。さらに、来場者だけでなく出展企業にも海外関係者が多く見られ、K-Beauty市場が韓国国内にとどまらず、グローバル市場を強く意識して展開されていることを肌で感じました。
会場で特に印象的だったのは、ダーマコスメやクリニック向け商品の存在感が大きくなっていたことです。韓国国内では美容クリニック市場の成長が続いていることもあり、展示会でもエクソソームや再生成分などを活用した高機能スキンケア商品の提案が数多く見られました。一般消費者向けの商品だけでなく、より専門性の高いプロフェッショナル向け商材を紹介する企業も多く、韓国美容市場がさらに細分化・高度化している印象を受けました。
さらに、美容機器の展示も非常に充実しており、家庭用美容機器やスキンブースター機器など、自宅でのセルフケア需要を取り込む製品が多く見られました。スキンケア製品単体ではなく、デバイスと組み合わせてより高い効果や体験価値を提供する提案が増えており、美容機器市場の成長性をあらためて実感しました。韓国では美容機器がより身近な存在として浸透しつつあり、今後も注目すべき分野の一つだと感じています。
加えて、サステナビリティへの取り組みも強く印象に残りました。環境配慮型パッケージやリサイクル素材の活用、ヴィーガン対応、オーガニック訴求など、環境や社会的価値を意識した製品が多く出展されていました。特に海外市場への輸出を見据える企業ほど、こうした要素を単なる付加価値ではなく、商品そのものの競争力として位置づけているように感じられました。今後、グローバル市場での競争がさらに進む中で、こうした視点はますます重要になっていくと考えられます。
今回の視察では、気になる商品やブランド、カテゴリーを中心に複数のブースを回り、現地の担当者や責任者の方々から直接お話を伺いました。その中で特に印象的だったのは、多くの企業がUS市場への進出に高い関心を持っていたことです。北米市場を次の成長先として見据え、規制やトレンドを意識しながら準備を進めているという声もあり、K-Beautyのグローバル展開がさらに加速していることを感じました。また、日本市場への進出・拡大に対しても非常に前向きな企業が多く、日本のインフルエンサーを活用したプロモーションや、日本市場に合ったマーケティング手法への関心の高さも印象に残りました。
今後も国内外の市場動向を注視しながら、こうした現地での経験を通じて知識を深め、日々の業務に活かしてまいります。